整形外科の診察内容は骨折や関節疾患になります。
しかし、歩き方の異常でこられた場合でも実は整形外科の問題ではないこともあり、神経系、内科系の問題が原因だったり、時には精神的な問題が見つかることもあます。
軟部外科はお腹の中、胸の中、体の表面などの手術です。
整形外科で行う手術と比べると命に関わる病気の場合が多く、手術時の動物の健康状態が悪いことが多いため、内科の技術も重要な役割を持っています。
外科手術のみではなく、内科医と協力して術前術後の内科治療をしっかり行うことが大切になります。
※ おだ動物病院、セト犬猫クリニック、タニダ動物病院の手術室の設備はほぼ同等ですのでほとんどの手術に対応しておりますが、
骨折や、難易度の高い手術、術後管理の難しい手術の場合は、おだ動物病院で実施します。
膝蓋骨脱臼とは膝のお皿の脱臼のことです(ほとんどが内側へ脱臼します)
小型犬(トイプードル、ポメラニアン、チワワ、マルチーズ、ヨークシャテリアなど)に多い病気です。
生後2~3ヶ月で発見されることも多い病気です(生後2ヶ月前後で手術が必要な場合もあります)
成長してから発見される場合は、急にビッコになってしばらく経つと治るという症状を繰り返すことが多いようです。
治療方法は手術ですが、必ずしも脱臼=手術が必要というわけではありませんので、病態を見ながら治療方法を決めていきます。
小型犬(トイプードル、ポメラニアン、チワワ、マルチーズ、ヨークシャテリアなど)に多い病気で、若い犬に発病します。びっこが続き、太ももの筋が薄くなります。
発病初期はレントゲンで発見できないこともあるため、疑わしい場合は2、3ヶ月毎に再検査を実施することもあります。
ダックス(先天性が多い)や若い犬の手足の外傷後に起きやすい病気です。
骨の成長をコントロールする成長線という部分の異常で、発病した部位の手足の変形が起こります。外傷性の場合は早期(生後3~4ヶ月)の手術で改善しますが、重症のダックスの場合は大変な手術が必要となります。